ケロイド状のニキビ跡はどうすればいいの?

顔にニキビができてしまうと指で触ってしまったり、炎症が起きた部分にたまった膿を指で絞り出してしまう人がいますが、ニキビ跡がケロイド状になってしまうことがあるため、頻繁に触ることはよくありません。
また、何度も同じ場所にできているのにケアを怠っていると、炎症が治まっても盛り上がったままになり、毛穴部分が正常に代謝されなくなってしまうときもケロイド状のニキビ跡が出来上がってしまいます。
指で触りすぎると、ニキビ跡がある場所よりも広範囲で赤みが強く出て、痛みやかゆみを伴うことがありますし、何度も同じ場所に繰り返してニキビができれば皮膚が肥厚してきて、部分的にくすんだり皮膚が硬くなってしまうことがあります。

ケロイド状のニキビ跡ができた場合、自力で治すことは大変です。
肌の代謝を活性化しようとピーリングを行うことも逆効果になってしまうことがあります。
ニキビができると肌は敏感な状態になっているため、無理に皮膚表面にある角質を取ろうとすると余計に肌が赤くなったり、ケロイドが広がったりすることもあるからです。

ここまで悪化させないために、日ごろから毛穴のつまりを取り除くようにしたり、汗をかいたら洗顔するなどニキビができにくいように肌のケアを行うべきです。
食べ物も脂っこいものばかり食べるのではなく、肌再生を促すのに役立つビタミン類が多く含まれる野菜やフルーツを積極的に食べ、活性酸素を防いでニキビが炎症を起こしにくいようにβカロテンが含まれた食材を取り入れるようにしましょう。

肌の修復のためには、眠っている間に分泌されるホルモンも大切です。
寝不足が続くと肌の状態が悪化してニキビ跡もできやすくなってしまうので、ケロイド状までなりたくない人は、十分な睡眠をとることも心がけましょう。
早く肌の調子を取り戻したいなら、クリニックで治療を受ける方法があります。受診するべきなのは皮膚科の専門医で、ケロイド対応に強いところを選びましょう。

ケロイド状のニキビ跡の治療方法

皮膚科クリニックで行われるケロイド状ニキビ跡への治療は、実に様々なものがあります。初めに取り組むのは、内服薬や外用薬による治療です。
ケロイドに対する内服薬は、早期の段階でないと効き目が薄い場合もあるため早めに皮膚科を受診するべきです。外用薬は、ステロイド系の軟膏で炎症を抑える方法があり、ステロイドは注射による治療で用いることもあります。
ケロイドの隆起を抑えるために、圧迫療法が用いられることがあり専用のシートを貼り付けたり、包帯などで圧迫することが可能です。

すぐに治療したい場合や、状態がひどく内服薬や外用薬では何か月もかかってしまうというときには、手術を選択する方法があります。
レーザー照射は、体への負担も少なく患部の範囲だけにアプローチできるので、周囲の皮膚にダメージを与えてしまうことも少ないですが、患部を徐々に小さくしていく方法であるため、何度か施術を受けに通う必要があって、すぐにケロイド状ニキビ跡が消えるわけではありません。
人によっては完全に目立たなくするために、数か月を要することがあります。

ひどいケロイド状のニキビ跡であるなら、隆起している部分をくりぬくように切り取り、縫合する方法が行われることがあります。
うまく取り除くことができれば、再発する可能性も少ないですが、医師の技術によっては縫合跡が目立ってしまう可能性が考えられるため、注意が必要です。
切除手術の傷跡が目立たなくなるのも体質によって時間がかかる場合があって、切除手術後にレーザー照射を組み合わせて跡を目立たなくさせる場合もあります。
手術を行うことになれば、短期間で患部を取り除けますが薬が処方されるよりも高額になる場合が多くなるため、医師の診察を受けたら治療計画と費用をよく確かめて治療方法を選択しましょう。